女の子が女の子を好きなのは、論理的に考えて至極当たり前のことなので、わざわざ百合と呼ぶのもなんだと思う。といっても他に便利な言葉があるわけではないので、遣うしかないのだけれど(「広義の百合」という言い方はあまりに筋が悪いだろうし)。
例えば「らき☆すた」って、萌え4コマの中では割と百合るのが難しい作品だと思うので、アレで百合に目覚めたとか言われるとよく分からない。こなた×かがみとか、僕の認識ではかなり困難を伴うカップリングだと思うのだが。
だから、男女恋愛が作品内の矛盾として噴出しやすいジャンル――例えば、萌え4コマ――においては、「百合展開」という言葉よりも「ヘテロ展開」という言葉の方が作品を認識する上で有用な場合が多いと思う。